ご挨拶

地球環境の保全が世界的に重要な課題となり、持続可能（サスティナブル）な社会を構築していくために、「安全・安心で快適なまちづくり」がますます求められています。NPO「快適まちづくり支援センター」は、都市の中の電柱・電線や、狭あいな街並みという従来の社会資本のあり方を見直し、無電柱化の普及およびスマート・タウンをめざしたコンサルティングやマネジメントを通じて、社会に貢献することを目的として2010年に設立されました。

この間、当センターは、2011年に発生した東日本大震災の復興に際して、無電柱化を主体とした防災・減災対策を国や被災自治体に提言するとともに、民間開発事業に対する無電柱化支援に関する請願を東京都に採択していただくなど、民間からの提言機関として着実な成果を上げてまいりました。また、多数の自治体に無電柱化のコンサルティングを実施すると同時に、国や自治体のまちづくり・無電柱化施策を講演会等によりNPO会員に普及する活動などにも精力的に取り組んでまいりました。

今後、デジタル化・バリアフリー化の進展や地震・風水害等に対する防災意識の高まりに伴い、「快適で美しく災害に強いまちづくり」のニーズはますます高まりつつあります。当NPOはこれらの課題を解決する技術者集団であり、今後支援エリアの拡大も視野に入れつつ、引続き行政と市民の橋渡し役として積極的に活動してまいります。

今後とも皆様のご指導・ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。